冷凍パネルバンの製作_スカニアR470 [冷凍トラック仕様]
難易度:★★★
冷凍パネルバン仕様の荷台を製作していきます。ここからは現物合わせの製作が主となります。
パネルバン本体の製作
まずは、荷台をシャーシに載せるために、チャンネル材(ミッションケース端〜シャーシ端までで690mm)で縦根太を製作します。シャーシに直、荷台を載せるとタイヤと荷台が干渉しますよ。
縦根太をチャンネル材(高さ12mm、厚さ1mm)で製作途中でしたが、チャンネル材の種類を変えることにします。今回使用するのは、高さ10mm、厚さ1.6mmのブラックアルマイトのもの。
チャンネル材は、荷台のコーナーフレームを逃がすために、665mmでカットしてます。
シャーシにもともとネジが切られているところに、片側7か所(少し多いかも・・・)をφ3mm×6mmネジでガッチリと固定します。
荷台の底板となるアルミ板を別注しました。上のものが今回発注をかけたアルミ板(シルバーアルマイト+クリアコーティング仕上げ)で、下のものが過去にボルボ[カーゴトラック]用に発注したアルミ板(加工なしのアルミ生地そのまま)です。
ちなみにサイズは174×678mmでオーダー。
オーダーしたアルミ板の短辺の片方を20×40mmで切り抜き加工もほどこしてもらいました。これは、ミッションケースを避けるためではなく、電飾関係の配線を箱内に入れるためのものです。
これは天板・側板・背板・観音扉用の塩ビ板(1.5mm厚)です。アクリル板よりも安いのが売りですね。下記サイトで購入してみました。2カット無料です。
■塩ビ板(白・黒)板厚(1.5ミリ)
天板と底板の各角は、X-6パーツと干渉してしまうので、10mm×10mmの二等辺直角三角形の分を切り抜きましょう。
コーナーフレームはパネルバン用のものを流用し、底板等の長さに対して、10mm短い長さでカットします。
コーナーフレームC、E相当については、コーナーフレーム同士の干渉をさけるため、突起を写真程度削り落す必要があります。
削ることで、コーナーフレームA相当との干渉がこのように避けられます。
パネル&フレームを組み上げるとこんな感じです。
シャーシと底板をドッキングさせるために、チャンネル材に3mmのタップを計8か所切ります。
底板のフロント・リア側と中央部分を固定しています。
側板と背板の4隅をX-6パーツと干渉しないように、加工します。
冷凍機の製作
背板に関しては、冷凍機を付けなければいけないので、4か所の穴あけ+スピーカー音の逃げ穴として切り抜きを行っておきます。
冷凍機はリーファーのものを使用します。
リーファー冷凍機・必要パーツリストはコチラ
冷凍機を組み上げて、背板とビス留めし、スピーカー音の逃げ穴を隠せる一石二鳥?!の冷凍機が完成。
側板と背板をフレームに挟み込み、箱を組み上げます。
リアゲートの製作
リアゲートの製作に移っていきましょう。まずはコーナーフレームにX8パーツを取り付けるための穴をあけ、タップを切ります。
タップが切れたらビスでがっちりと固定します。ここでは超低頭ビスを使用してみました。
次にリアゲートを側板と同素材の塩ビ板で寸法を割り出し、カットします。蝶番等を取り付けるためのビス穴の位置もここで決めておきましょう。
マーキング通りに穴あけを行います。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/102.jpg) リアゲートが完成すれば、リアゲートに取り付けるパーツを製作します。これはリアゲートを開け閉めするゲートロッド。φ2mmのアルミ棒で製作。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/103.jpg) ゲートロッドの曲げ加工は、9mm角パイプをガイドにしてまげてみました。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/104.jpg) ロッドが製作できれば、次にゲートストッパーを製作します。材料は9mmアングル。1辺を切り取り、9mmの平棒状態にします。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/105.jpg) リアゲートに取り付けるための穴をあけ完成。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/106.jpg) 製作したパーツをリアゲートに組み付けていきます。
![スカニアR470 [冷凍トラック仕様]](160_120/107.jpg) 最後に蝶番でコーナーフレームに固定し、完成。
リアゲート製作・必要パーツリストはコチラ
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